君に何かが あったのでしょう
水仙の花が 萎れる
とき色の器を すかして
忍びよる 不安とおののき
君がさした水は さほど変らないが
私がいちばん 怖れていた
愛の終りの 予感のように
君は今夜も 訪ねて来ない
君に何かが あったのでしょう
水仙の花に 聞きたい
君に何かが あったのでしょう
水仙の花は 黙りや
倖せのあとには 不幸が
人並みに なりたくないのに
いいえ思いすぎの 迷い言なのです
淋しい香り 部屋にみちて
ひとりぼっちは めまいがします
君は今夜も 訪ねて来ない
君に何かが あったのでしょう
水仙の影が 傾く