一、
春まだ浅い 三月の
日陰に白い のこり雪
あなたが私を 抱いたのは
寒さが半分 あとは夢
*愛の言葉も さかされず
泣いてつかんだ 花一輪 (x2)
二、
夏には少し 間があって
心もくさる 梅雨(つゆ)のころ
あなたを追いかけ 家を出て
小さなくらしに とびこんだ
*愛の言葉も さかされず
耐(た)えるしのんだ 四畳半 (x2)
三、
秋には終る 十七を
かざってみたい 気もするが
あなたの寝顔の つめたさに
明日はないわと あきらめる
*愛の言葉も さかされず
夢で終った この一年 (x2)