一、
女 逢いたかったわ 夜がとっても 待ちどおしい
男 おれも時計を 五分おきに にらんでた
女 あなたに逢って お酒も少し覚えたわ
男 酔った気分で 二人きりで歩こうよ
本町の夜 ムードなネオン
千代田の明かり消える時まで
恋する 夜の ふたりの前橋
二、
女 いいのかしら 幸せすぎてこまっちゃう
男 誰にも邪魔は させるものか この夜を
女 どうして朝が 夜がもっと長ければ
男 離したくない お前だけは 夜明けまで
広瀬川にも ネオンが揺れる
橋にもたれて かわすくちづけ
恋する 夜の ふたりの前橋
三、
女 カラオケばかりじゃ 私なんだか酔えないわ
男 黙っていたんじゃ グラスの酒が気になるよ
女 踊りましょうか 朝が来るのがこわいから
男 時間のことなど 今はそんなに気にするな
城東町の 小さなスナック
どこかに行きたい このまま二人
恋する 夜の ふたりの前橋