一、
たった一度の この恋が
こんなに私を だめにだめにした
はなさないよと いだかれて
嘘と涙に汚(けが)された
ばか! ばかね!
泣けてくるのよ こらえても 泣けるのよ
二、
ほんの短い しあわせが
こんなに私を だめにだめにした
どんなしうちを 受けようと
夢がないのは 死んだこと
いや! いやよ!
すがりつきたい その胸に すがりたい
三、
たった一人の あの男(ひと)が
こんなに私を だめにだめにした
決まり文句に 捨てられて
切れぬ想いを 切ったのに
ばか! ばかね!
抱いて欲しいの もう一度 欲しいのよ