わるい夢
From KAYŌ 💖 DAY
歌词
わるい夢・・・・・鰐淵晴子 雨のつづく季節でございます。 雨の音を子守唄がわりに、うつらうつらと夢をみておりました。 近ごろ、坂道のあたりですれちがうお方は、 遠い昔のあの方にうりふたつ…...。 あの方の番ガサにあたる雨の音が耳に残って、 私に夢をみさせるのでございますーー。 はらはらとひえをまく様な 雨すだれひとり寝の夢…… わるい夢でも 夢と名がつくものなら さめないでおくれ。 失われた季節の雨に ぬれてぬれてもう一度 あつい泪を流してみたい 流してみたい もうどうしたって帰れない所にいると言うのに、 泪も枯れた灰色の物語を生きていると言うのに…... 私の夢は雨の音と共(とも)に広がって行くのでございます。 さァ……私の手をひいて逃げて下さい。 雨の中を、番ガサの音を道連れに。 はらはらとひえをまく様な 雨すだれひとり寝の夢…… わるい夢とは 知ってはいてもこのままで 安らぎの夜更け 時の流れ超えては帰る ぬれたぬれたあの夜に あつい心をつれて行きたい つれて行きたい 雨のつづく季節でございます。 あの方が夜明けと共に私を連れに来て下さる手はずでございます。 その先がどうなろうと構(かま)いませぬ。 わるい夢でも……夢をみるのは久しぶりでございますから。 |
|