一、
みじめな恋だから
捨てられる前に 捨てたわ
男の顔が やさしく浮かんで
何度も死のうと 思った私
馬鹿な女よ 惚れぬいて
三年三月も 三年三月も尽してあげたわ
二、
お酒をこれ以上
飲んでしまったら 泣けるわ
ひもだと うらんだ あの人なのに
いいことだけが 浮かんでくるわ
可愛い女に なりたくて
三年三月も 三年三月も尽してあげたわ
三、
あれからいつだって
忘れものじた みたいなの
憎んだ男が 心に住んで
朝から涙で 目を濡らす
妻(つま)と呼ぶ日を 夢にみて
三年三月も 三年三月も尽してあげたわ