一、
降りしきる雨の中
ひなげしがゆれている
初恋のかなしみが 胸のどこかで痛むの
あれは去年のことだけど
雨の午後の 並木道で
けんか別れを したきり
二度と逢えず 消えた初恋よ
ありのままの私が 好きだよとささやいた
それなのに背のびして
あななの愛を消したの
二、
今日もまた雨が降る 公園の並木道
遊んでる白い鳩 あなたのすきなあの歌
いつが恋をみつけたなら
二度とあやまちはしないわ
おろかな私のことを
少しだけは忘れずにいてね
緑色のベンチに 置き忘れた思い出
さみしそうに濡れている
十七才のあの日よ