私ひとり 暮らしている
都会の屋根うらに
ある日男が ころがりこんで来た
しょせん女ひとりじゃ
生きて行けない都会の
それが哀しい出逢いと云うものさ
許してあげるから荷物を置きなよ
ごらん 遠慮なんかいらない私
優しさも 淋しさも 皆上げる
三日たてば 涙なんて
かいならしてしまう
似た者同志 背中をまるめてりゃ
ほほに暗い影があるわ
なぜかとても気になる
たまには過去なんか忘れておしまいよ
※ 二人で公園のベンチに座って
ごらん 星も窓もネオンサインも
優しくて 哀しくて いいじゃないか
(※くりかえし)