彼の車にのって
真夏の夜を走りつづけた
彼の車にのって
さいはての町 私は着いた
※悲しい出来事が
起こらないように
祈りの気持をこめて
見つめあう二人を
朝の冷たい海は
鏡のようにうつしていた
朝の冷たい海は
恋の終りを知っていた※
彼の両手をとって
やさしいことば
さがしつづけた
彼の両手をとって
冷たいほほに くちづけうけた
悲しい出来事が
起らないように
祈りの気持をこめて
見つめあう二人は
白いかもめのように
体をよせて歩いていった
白いかもめのように
涙にぬれて歩いていった
(※くり返し)